2018D1GP Rd.5筑波サーキット・コース2000<動画レポート>

update : 2018.07.30

2018D1GP Rd.5筑波サーキット・コース2000<動画レポート>

■イベント名:2018 TSUKUBA DRIFT
■大会名:2018 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5
■開催期間:2018年7月21(土)~22(日)
■開催場所:茨城県「筑波サーキットコース2000」
■天候:21日、晴れ(路面ドライ)/22日、晴れ(路面ドライ)

大会レポート

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2018年の第5戦は茨城県の筑波サーキットが舞台。コースレイアウトは昨年までと似ているものの、ホームストレートの障害物の位置が変わっていたり、1コーナー後のS字区間も審査区間になるなど、ホームストレートから第1ヘアピンまでが審査区間となるD1GPでも最も長いレイアウトとなりました。また最終コーナーに障害物が置かれたためにエンジンパワー差が出にくくなるように改善されています。セクター割は、ホームストレートの障害物によって右振りからスタートし、この右振りの区間が第1セクター(得点配分20%)、次の左振りの区間が第2セクター(得点配分20%)、右の1コーナーの進入から出口までが第3セクター(得点配分20%)、S字の左、右までが第4セクター(得点配分20%)、ヘアピンコーナーの進入から出口までが第5セクター(得点配分20%)と、それぞれのセクターに20%ずつ得点が振り分けられるという今までに無い得点配分のコースになりました。天候は土日共に35度を超えるほどの晴天。ドライコンディションではあるものの、タイヤのグリップ力に影響するほどの路面温度となり、苦戦した選手も多かったようです。

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Team TOYO TIRES DRIFTからは、川畑真人選手、藤野秀之選手、末永正雄選手、Daychapon Toyingcharoen(ポン)選手、松井有紀夫選手、Charles Ng(チャールズ)選手、内海彰乃選手、田所義文選手、今村隆弘選手に加え、ケガのために欠場していた田中省己選手が復帰。計10名が第5戦に参加しました。大会のハイライトとなる単走ファイナルで2位となった藤野選手、1位となった川畑選手の走りと、ベスト8戦以降の各選手の戦いを動画と写真でご紹介します。

単走ファイナル2位 藤野秀之選手

単走2位となったのは藤野秀之選手。170.3kmからのフェイントによる振り出しから1コーナー出口までの前半区間をほぼパーフェクトで決めるも、S字の第4セクターでわずかに得点が伸びませんでした。この第4セクターの走り方を1位の川畑選手と比べて見ると、筑波サーキットのDOSSの攻略方法がよく判ります。

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単走ファイナル1位 川畑真人選手

ここまで単走3連勝と単走は調子が良い川畑選手。今回も練習走行から安定した走りを見せており、「やっぱり川畑選手が4連勝したか!」という圧巻の走りでした。見どころは多くの選手が得点を伸ばせなかった第4セクター。審査基準は“鋭い振り返しと平均速度”ですので、最初の左振りは平均スピードを稼ぐためにやや大人しく振り、右に振り返す時に豪快に振り返すことで得点を稼いでいます。

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追走トーナメントベスト8戦 川畑真人選手 vs ポン選手

ベスト8戦の最初の対戦は川畑選手vs ポン選手というTOYO TIRES DRIFT対決。開幕戦でも対戦したカードで、その時は中古タイヤで走った川畑選手が追い詰められてサドンデス戦に突入。ギリギリの戦いで川畑選手が勝利した、というポン選手にとってはリベンジ、川畑選手にとっては同じ轍は踏まない、という注目の対戦でもあります。ちなみにポン選手も開幕戦の頃と比べて新しいマシンや新しいタイヤへの理解度が進み、ようやく手足のようにマシンを操れるようになってきたところ。お互いにワンミスが命取りになる真剣勝負をご覧下さい。

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追走トーナメントベスト8戦 藤野秀之選手 vs 田中省己選手

もうひとつのベスト8戦は藤野秀之選手vs 田中省己選手です。今回からD1GPに復帰した田中選手ですが、ブランクを感じさせる事も無く予選、単走、追走ベスト16戦を勝ち上がっての藤野選手との対戦。2JZエンジンに載せ替えられたRPS13、180SXとS15シルビアの対戦ということもあり、マシン特性が似た者同士の対戦となります。あえて違いを挙げるとしたら、ワイドボディ化してギリギリ一杯までトレッドを稼いでいる藤野選手に対し、少しだけワイドボディ化している田中選手。このトレッドの差がコーナリング性能の差としてどう現れるのか? コーナーのスピード差がハッキリと判る対戦となりました。

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追走トーナメントベスト8戦 植尾勝浩選手 vs 松井有紀夫選手

残るベスト8戦は植尾勝浩選手vs 松井有紀夫選手です。VRエンジンに載せ替えて1000psのパワーを誇る植尾選手のS15シルビアに対し、約700psとも言われる3ローターのFD3S、RX-7の松井選手がどこまで対抗できるのか? 数値的に見れば松井選手が圧倒的に不利な状況ですが、今回のコースはパワー差があまり大きな差とならないレイアウト。万能型のS15シルビアと、クイックな動きが特徴的なFD3S、RX-7というマシン特性の違いもお互いに譲らない好バトルを作る要素となっています。この対戦が今大会のベスト追走賞に選ばれるほど見応えのある戦いです。

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追走トーナメント準決勝戦 ポン選手 vs 末永直登選手

準決勝戦のひと組み目は、ポン選手 vs 末永直登選手という対戦です。VRエンジンを搭載した86のポン選手に対し、2JZエンジンを搭載したS15シルビアの末永選手と、マシン特性やエンジン特性が全然違うためコーナーの得意不得意の場所が違う戦いとなります。どのコーナーのどの部分で追いついて、どのコーナーのどの部分で離されるのかを見ていると、それぞれの得意な部分と不得意な部分が判ると思います。

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追走トーナメント準決勝戦 藤野秀之選手 vs 松井有紀夫選手

もうひと組みの準決勝戦は、TOYO TIRES DRIFT対決となる藤野秀之選手 vs 松井有紀夫選手の対戦です。この対戦もマシン特性が全然違う対戦となるため、自分の得意分野と不得意分野をどこまでカバーした走りが出来るか? が勝負の鍵。前半が速い藤野選手に対し、後半が速い松井選手がどこまで対策した走りができるのか? 同じタイヤを使っているだけに、選手の腕の見せ所となる対戦となりました。

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追走トーナメント3位決定戦 末永直登選手 vs 藤野秀之選手

準決勝戦で惜しくも敗れてしまった藤野秀之選手は3位決定戦にまわり、末永直登選手と対戦することとなります。どちらのマシンも2JZエンジンに載せ替えられ、180SXとシルビアという姉妹ボディなため、基本的なマシン特性は似ていて、違いはタイヤの性能とドライバーです。そんなギリギリの勝負になると思われた対戦でしたが、1コーナーの進入で大きく振りすぎてしまった藤野選手が1コーナーの立ち上がりで末永選手に追突してしまいます。両者共にサスペンションにダメージを負って修復作業に入りますが、5分以内に修理してスタートラインに並ばなければならないという規定時間に間に合わず、両者の走行は1本目の走行結果をもって決定。残念ながらプッシングによって大きく減点されてしまった藤野選手は敗れてしまいました。

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追走トーナメント決勝戦 ポン選手 vs 松井有紀夫選手

決勝戦では久しぶりとなるTOYO TIRES DRIFT対決。少し前であれば川畑選手や末永選手が決勝戦で対戦する、ということが多かったように思いますが、ポン選手 vs 松井有紀夫選手という新しい顔ぶれでの決勝戦となりました。マシン的には特性が違う同士の対戦のため、得意な部分をどこまで伸ばし、不得意な部分の埋め合わせを出来るかが勝負の分かれ目。さらにポン選手は初めての決勝戦進出で緊張もしているはず。対する松井選手は2度目の優勝が目前ということで、緊張やプレッシャーがもの凄い状態だったと思います。そんな状況でも100&の力を出し切るふたりの対決。お互いの気持ちを思いながら見ると、両選手の精神力の強さが判ると思います。

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■2018 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5 RESULT

最終的なリザルトは次のようになりました。

ドライバー 単走ランキング 総合順位 シリーズランキング
松井有紀夫選手 単走ランキング6位 総合順位1位 シリーズランキング8位
ポン選手 単走ランキング8位 総合順位2位 シリーズランキング10位
藤野秀之選手 単走ランキング2位 総合順位4位 シリーズランキング3位
川畑真人選手 単走ランキング1位 総合順位5位 シリーズランキング2位
田中省己選手 単走ランキング7位 総合順位8位 シリーズランキング25位
チャールズ選手 単走ランキング9位 総合順位9位 シリーズランキング14位
末永正雄選手 単走ランキング20位 総合順位20位 シリーズランキング9位
今村隆弘選手 予選21位敗退    
田所義文選手 予選23位敗退   シリーズランキング27位
内海彰乃選手 エンジンブローによりリタイア シリーズランキング20位
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