2018D1GP Rd.5筑波サーキット・コース2000<選手レポート>

update : 2018.07.30

2018D1GP Rd.5筑波サーキット・コース2000<選手レポート>

追走トーナメントベスト16戦まで勝ち進んだ選手のコメントをご紹介します。

松井有紀夫選手のコメント

「やりました! 4年ぶりの、そして今のチームに所属してから初めての優勝です。第3戦からパッとしない成績が続いており、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。チームのスタッフやファンのみなさんに、ようやく少しは恩返しができてホッとしています。今回のコースは昨年よりもパワー差が出にくいレイアウトで、自分の車両との相性もよかったですね。予選が5位で単走ファイナルが6位と手応えは十分だったものの、追走では同じタイヤを使う先輩方のアドバイスを取り入れ、さらに走りをいい方向に変えることができたと思います。追走トーナメントのベスト16戦は木口健治選手で、車は自分のほうが速いと感じていたため、先行はスピードで逃げ切り余裕を持って後追いを走り勝利しました。次の植尾選手は車の戦闘力も運転技術もトップクラスで、この日イチバンともいえる強敵です。ただし1本目の後追いで苦手そうな部分が見つかって、サドンデスではそこでアドバンテージを得られるよう走りを組み立てました。結果的にそれが功を奏しましたが、植尾選手が走り方を変えてきたら危なかったです。本当に紙一重の勝利でした。準決勝は同じTeam TOYO TIRES DRIFTの藤野秀之選手で、スタートもコーナリングも速いし上手い難敵が続きます。予想通りとんでもない速さで、第2セクターのシケインの立ち上がりではだいぶ離されましたが、1コーナーに進入する際のブレーキングは自分のほうが有利だと分かり、後半で追いついてなんとか逆転し決勝への進出が決まりました。決勝はまたもやTeam TOYO TIRES DRIFTのポン選手です。過去の映像やベスト8戦での川畑真人選手との対戦を研究した結果、自分と走りのタイミングが違うことや攻めどころを把握できており、落ち着いてイメージどおりの走りでまとめられたことが勝因だと思います。移籍してからずっと抱いていた『まず1勝!』という目標を達成し、とにかく今は嬉しい気持ちしかありません。自分では予想していなかったんですが今回でシードにも復帰でき、前向きな気持ちで次戦に挑めるようになりました。第6戦と第7戦もいい走りをお見せするので引き続き応援して下さい!」

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■松井有紀夫選手

第5戦 単走6位
第5戦 総合1位
単走シリーズランキング8位
総合シリーズランキング8位

ポン選手のコメント

「金曜と土曜に行なわれた練習走行では、自分のミスやデータ不足で手応えはイマイチでした。それでもメカニックが懸命に車両をセットアップしてくれた結果、予選は2本とも減点を受けたものの16位で通過しました。グループ分けの運に助けられたというのが正直な感想ですね。走りとしては路面温度が高すぎるのか想像していた以上にアンダーステアが出て、狙っていたラインに乗せていくのが難しかったです。単走ファイナルでは他のドライバーたちの意見も参考にし、第1~第3セクターの走りをガラリと変えた結果、96.61点で8位とギリギリながら1本目でクリアしました。ベスト16戦は同じTeam TOYO TIRES DRIFTのチャールズ選手で、自分より点数も上だし上手なドライバーという印象しかありません。ただし彼はマシントラブルを抱えており、2本目の後半で完全にエンジンが壊れてしまい、あっさり勝つことができました。ベスト8戦もTeam TOYO TIRES DRIFTの川畑真人選手です。正直なところ勝てるなんてまったく考えておらず、最後まで楽しく走ろうという思いだけでした。今まで試したことのない空気圧にもチャレンジしたものの、後追いでは引き離されないだけで精いっぱいです。先行では1コーナーのラインが少し小さくなってしまい、行き場をなくした川畑選手が姿勢を崩して自分の勝ちとなりました。準決勝に進んだのはモチロン嬉しいけど、川畑選手には『ごめんないさい!』という気持ちです。準決勝の末永直登選手とはサドンデスにもつれ込んで、相手のタイヤのグリップが落ちた後追いの第3セクター以降で詰め寄り、初めての決勝戦に進みました。そこで当たったのがまたもやTeam TOYO TIRES DRIFTの松井有紀夫選手です。前半はかろうじて互角に戦えましたが、第4セクターからの速さがもうハンパじゃなく離されてしまいます。後追いでもアドバンテージを得ることができず、残念ながら優勝には手が届きませんでした。しかし自分としては過去で最高の成績を残し、マシンの熟成度もどんどん高まっているので、次のラウンドもこの勢いを駆って上位を狙いたいと思います」

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■ポン選手

第5戦 単走8位
第5戦 総合2位
単走シリーズランキング9位
総合シリーズランキング10位

藤野秀之選手のコメント

「去年は途中でドリフトを止める区間があったのに対し、今年はドリフトが途切れないコース設定なので、ある意味リズムは取りやすかったですね。ただしタイヤの消耗が激しくマネージメントが大変だったり、ラインの自由度が狭かったりと難しい面もありました。単走ファイナルは2位で通過したものの、98.85点と思ったほど伸びません。追走トーナメントのベスト16戦の相手はベテラン野村謙選手です。初めての対戦なので先行も後追いも自分らしい走りを心がけた結果、勝ってベスト8戦に進むことができました。そこで戦ったのは同じTeam TOYO TIRES DRIFTの田中省己選手で、変な小細工をするワケでもなくキレイに走ることを知っており、安心してバトルを楽しめるドライバーです。先行では上手く引き離し、後追いでは懐に深く入り込んで勝利し、準決勝はまたもやTeam TOYO TIRES DRIFTの松井有紀夫選手と対戦でした。彼は自分の車と速い部分がまったく違うんです。第3セクターから急激に速くなるのが特徴で、前半で可能な限り引き離そうと頑張りましたが、そこまでの差は付きませんでしたね。後追いも同様でS字から付いていくことができず、残念ながら決勝進出は果たせなかったです。気を取り直しての3位決定戦は末永直登選手と対戦し、気負いもあったのかミスで接触してしまいました。1コーナーへ進入する前に「ヤバいかな?」という状況に陥って、何とかまとめようと懸命にコントロールしたけどコーナーの中盤で追突するカタチになり、お互いマシンのダメージを時間内に修復できず、破損の原因を作った自分の負けとなりました。次のエビスはデュアルファイナルでかなり重要なラウンドです。第3戦のオートポリスと第4戦の十勝と優勝を逃し続けてきましたが、順位は少しずつ上がっています。2年連続のシリーズチャンピオンをつかむためにも、イチかバチか的な走りをするのではなく、車両と自分の弱点をもっと分析して臨むので応援をお願いします。そして次回も厳しい暑さが予想されますので、観戦にいらっしゃる方は水分補給など熱中症の対策を欠かさないで下さいね」

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■藤野秀之選手

第5戦 単走2位
第5戦 総合4位
単走シリーズランキング3位
総合シリーズランキング2位

川畑真人選手のコメント

「コースは一見すると去年とそっくりに感じますが、じつは細かいところが色々と変わっており、意外に攻略が難しいレイアウトです。自分は高得点を出すポイントを第4セクターと考えていました。サーキット入りする前からイメージは固まっており、そのとおりに走行したら案の定いい点が出たので、単走ファイナルも同じように走りました。結果は唯一の99点台で国内の単走ファイナルは4連勝です。おそらく攻略のカギと捉えていた第4セクターの得点が伸びての結果だと思います。優勝はモチロン嬉しいし自信になるものの、単走はあくまでも通過点であって最終目標じゃありません。今シーズンは追走でいい結果を残していないため、気を引き締めて追走トーナメントに臨みました。JZX100の斎藤育生選手と対戦したベスト16戦は、自分が先行のとき相手が1コーナーでコースアウトし大きなアドバンテージを得ます。後追いは普通に走るだけで大丈夫なので少し余裕を持って付いていったら、今度は先行でもコースアウトし楽にベスト8戦に進むことができました。そこで対戦したのが今シーズンから戦闘力を大きく高めたマシンに変わった、同じTeam TOYO TIRES DRIFTのポン選手です。通常ならベスト8戦くらいまでは中古タイヤを使うケースが多いけど、今回は新品を投入し油断せずに走りました。先行ではパワーを活かして1ランクを取れるくらい引き離し、何とかいけるかなと思った後追いでミスをしてしまい、残念ながら準決勝に進むことなく敗退です。先行するポン選手のラインが少し小さくなったので自分もラインを修正したんですが、通ったところがコース外でインカットによる減点を受けました。アドバンテージがあったのでそこまで接近する必要はなかったし、また相手の車だけじゃなくコースを広く見ていれば防げたミスなので、敗因は自分の技量不足としか言えません。次戦のエビスはデュアルファイナルで、シリーズの行方もほぼ決まるでしょう。そのことばかり考えて気負いすぎないよう注意しつつ、着実に点数を出せる走りをいち早く組み立てて、まずは今シーズン1勝目を目指したいと思います!」

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■川畑真人選手

第5戦 単走1位
第5戦 総合5位
単走シリーズランキング1位
総合シリーズランキング2位

田中省己選手のコメント

「シーズンオフにケガをしてお休みしていましたが、今回からようやく復帰しました。みなさんご心配をおかけして申し訳ありません。車両のスペックは昨年とほとんど変わっておらず、新しいタイヤのプロクセスR888R Driftに合わせ、足まわりをセッティング変更したくらいです。グリップのよさは走り始めた瞬間に分かるほどで、タイヤが路面に吸い付くようなイメージと今まで以上のコントロール性で、またひとつ強力な武器を手に入れたと感じています。自分にとっては開幕戦となる今回、まずは目標を追走トーナメントのベスト8に設定し、予選と単走ファイナルは無理にトップを狙うのではなく、確実に勝ち上がることを最優先して走りました。それでも予選は総合3番手で単走ファイナルも7位と上々の結果だったのは、タイヤのポテンシャルがさらに向上したおかげだと思います。追走トーナメントのベスト16戦は唄和也選手が相手です。数年前に対戦したときは自分が負けているものの、今はエンジンが2JZに変わりタイヤも大きく進化しているので、車両としては絶対に自分が優位だと感じており、自信を持って走行して勝つことができました。続くベスト8戦は同じTeam TOYO TIRES DRIFTの藤野秀之選手で、腕もマシンも素晴らしく手強い相手だというのは熟知しています。少しでも食らい付くためタイヤの空気圧を下げて、トラクション重視のセッティングで挑みましたが、逆にグリップしすぎてアンダーステアを出しちゃいました。おかげで先行では懐にガッツリ入り込まれ、後追いでは付いていけずにココで敗退です。それでも目標だったベスト8はクリアできたし、ポイントも最低限は稼ぐことができたので、復帰戦としてはまずまずの結果じゃないでしょうか。次のエビスは2日連続で決勝が行なわれるデュアルファイナルです。そこで各戦10ポイントずつを取ることができれば、最終戦のお台場への出場も十分に射程圏内に入ってきます。今シーズンも中盤を終えシリーズ争いに絡むことこそできませんが、熱い走りを披露しお客さんに楽しんでもらえるよう頑張るので、最後まで応援して下さい!」

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■田中省己選手

第5戦 単走7位
第5戦 総合8位
単走シリーズランキング28位
総合シリーズランキング25位

チャールズ選手のコメント

「開幕戦と第2戦はサイドブレーキ、第3戦は燃料系で第4戦はオーバーヒートと、マシントラブルが続いて苦労しています。今回こそは万全のコンディションで挑もうと意気込んで準備したけど、水温が上がってしまう症状が改善せず連続しての走行が難しい状態でした。日本のサーキットにも慣れて走りに自信も付いてきただけに、ちょっとフラストレーションが溜まってしまいますね。今回のコースはとっても楽しい! ストレートで3発を振るような体験は今までしたことがなく、有名な筑波サーキットを走るのも初めてです。だからこそ最後のギリギリまで走り切ろうという気持ちが強かったですね。土曜日に行なわれた予選は2本とも97点台をマークし、2位という好成績で単走ファイナルに進むことができました。しかし水温の上昇に起因するのかエンジン自体の調子も悪くなってきており、明らかなパワーダウンを感じて本来の走りができません。それでも単走ファイナルは2本目で97.47点を出し、狙っていた1本目でクリアとはいかなかったものの、何とか追走トーナメントへの進出が決まりました。ベスト16戦で当たったのは同じTeam TOYO TIRES DRIFTのドライバーであり、自分と同じく国外から日本のD1に参戦しているポン選手です。テクニックはあるし車両の完成度もかなり高く、トラブルを抱えたまま勝てる相手じゃないことはイヤというほど理解しています。それだけに『必死で食らい付こう』くらいの作戦しか立てようがありませんでした。1本目の後追いはかなりムリをして追いかけ、思ったほど差は開かずに済んだものの、自分が先行する2本目はヘアピンのところで完全にエンジンがストールし、残念ながら勝負はそこで終了です。今回も納得のいく結果を残すことができませんでしたが、まだシーズンが終わったワケではありません。ガレージに戻ったらエンジンを完全に分解してトラブルが起きた原因をリサーチし、来月のエビスで少しでも巻き返せるよう仕上げていきます。マシン自体の戦闘力は高く日本でも十分に通用するはずだし、走りに関しての手応えも感じているので期待して下さい!」

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■チャールズ選手

第5戦 単走9位
第5戦 総合9位
単走シリーズランキング10位
総合シリーズランキング14位

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